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いびき(睡眠時無呼吸症候群)診療・治療を始めました

内科では、いびき(睡眠時無呼吸症候群)診療・治療を始めました。

診療日:月〜金(午前) 月・金(午後)

最近、ご家族から寝ている間に「いびきがひどい」「呼吸が止まっていた」などと言われたり、「日中も眠い」と思ったりすることはありませんか?


いびきがうるさい


昼間いつも眠い


朝起きると頭が重い

自己診断のためのチェックリスト

  • 「ほとんど毎晩いびきをかく」と、家族や周囲の人にいわれる。
  • 「睡眠中に呼吸が止まる」と、家族や周囲の人にいわれる。
  • しばしば、首を絞められたような窒息感で目が覚める。
  • 寝汗をかくことが多い。
  • 夜中に2回以上排尿におきる。
  • 朝、目を覚ましたときにスッキリしない(熟睡感がない)。
  • 日中に眠気が強く、目を覚ましているのがつらいことが多い。
  • 居眠り運転で事故を起こしたことがある。
  • 体がだるい。
  • 肥満である。
  • 血圧が高い。

※2項目以上あてはまる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群とは・・・

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が、1時間当たり5回以上ある状態と定義されており、日中の眠気・集中力の低下・体のだるい・朝も目覚めがすっきりしないといった自覚症状を伴う病態のことです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は"大きないびき"が特徴です。
いびきは睡眠中に舌が上気道に落ち込み、気道が狭くなることで息を吸い込んだとき、その周辺から音がでてきます。
これによって必要な酸素を体内に取り込むことができず、身体に様々な障害が現れます。
扁桃腺の肥大や舌根の沈下などに伴い夜間の寝ている間に無呼吸症状が出現します。糖尿病、高血圧症、肥満症など生活習慣病などのメタボリックシンドロームとの合併も多く、将来的に心筋梗塞、心不全、突然死の原因ともなります。早めに診断して、適切な治療を受けましょう。

労災・交通事故のリスク

  • 睡眠時無呼吸症候群は日中に眠くなる病気ですので、車の運転中、工場での作業中、会議中、商談中など前ぶれなく眠気が襲ってくると、「労災や交通事故を引き起こす」、「作業効率が下がる・生産性の低下」といった様々な問題が生じます。
  • ご存知の方も多いかと思いますが、2003年に山陽新幹線の運転手が睡眠時無呼吸症候群による居眠り運転事件があり、睡眠時無呼吸症候群が注目されました。 このような悲しい事故を今後防ぐためにも、いびきや日中の眠気など、少しでも思い当たることのある方は当院を受診することをおすすめします。